雪の日光
かの著名な眠り猫。ものすごく小さくて驚いた。
「眠り猫は上です」と書いた案内板の文字のほうがはるかに大きいのだもの。 土日をかけて母と日光へ行ってきた。 今まで散々カラカラの晴天が続いていたのに、よりによって土曜の朝は雷雨! 波乱の予感…と思って出発したら、案の定波乱と誤算だらけの旅になった。 最初の誤算は、なんといっても出発前日に母が風邪を引いたことだろう。 おかげで元々ぼんやりした人なのが輪を掛けて朦朧としており。 加えて、引率がここのところ過労(?)で体調不良の私。 このコンビで無事に済むはずがない。 東海道新幹線でやってくる母のことを考えてJRを利用したのだが、行きの二階建て新幹線Maxやまびこに浮かれすぎて母のショルダーバッグを置き忘れたのだ。 乗り換えの宇都宮駅で気づき、大慌て。 そのバッグには帰りの東海道新幹線の切符と全財産、携帯電話が入っていたのだ(T_T) JRのおじさんに頼んだら走行中の新幹線内の車掌さんと連絡を取ってくれ、バッグが無事であることはわかったものの、新幹線は仙台へ向かって驀進中ゆえすぐに取り戻すすべはなし。 帰りの新幹線の切符は払い戻しをしてくれるよう頼み、バッグは実家へ宅配で送ってもらうことにして、旅を続けることに。 道中はすべて私の貧乏財布でまかなうしかない。 気を取り直して日光まで普通電車に揺られ、なんとか到着。 私の事前調査不足で日光駅から二社一寺までが遠かった…。 悪天候もあって、『神橋』の特別公開も人まばら。 冷たい雨の中、風邪が悪化する母を連れてはこれ以上の観光は無理と判断。 初日は早々に宿へ向かった。 中禅寺湖畔にある宿へ向かう道中は『いろは坂』を通ったのだが、車内外の温度差で窓が まっ白に曇り、山にもガスがかかっていて視界はあいにく白一色だった。 食事は美味しかったし、部屋もこぢんまりとして綺麗。 ひなびた雰囲気のお風呂からは中禅寺湖畔の雑木林が望め、夜、露天風呂の脇に親子の鹿が来ていたりして旅情満点といったところ。 私は硫黄泉だというのに夕食前夕食後の二度も入って翌朝顔が腫れてしまったが、 それでも満足だった。 天候の回復を期待したところが、翌朝は雪(T◇T) 気温がどんどん下がる。 出発前、雪の中に立つワタクシ。さむい。とほほ。 波乱は続く。 二日目の、というより旅の主目的は東照宮見物。 送ってもらった宿のバスで今度は私が手袋の片方を失したのだ。 準備良く持参した手袋なのに、使う段になって失くしたらまったく無意味である。 山を降りたら平地は晴れていた。 東照宮をはじめ二社一時は心臓破りの階段だらけ。 傘を杖代わりに懸命に登る母69歳、ひざ痛持ち風邪引き心臓肥大気味。 母より35歳若い私は、日頃のジム通いがものを言って階段もほいほいのほい。 全部ではないものの見たかったところを回り終えたころ、二社一寺付近でも天候が悪くなり雪交じりのみぞれが降り出した。気温がどんどん下がる。 それを潮に東京までの帰路につく。 ところが、ここで最後の大波乱。 日光線がすれ違いにもたついて宇都宮到着が遅れ、指定券を買っていた新幹線Maxやまびこに乗り遅れたのだ。 早くから予約して押さえておいたのに…と頭にくる。 同じ目に遭った乗客は多く、窓口は混雑。後続電車の指定席は軒並み売り切れ(TOT) あきらめて自由席に変更してもらい、差額もしっかり返金してもらい、ようやく東京へ舞い戻ることが出来たのであった。 ついぶうぶうと文句を言いたくなるが…『見ざる言わざる聞かざる』ですぞ。 風邪が悪化していよいよ朦朧とする母を励まして新幹線に乗せ、ようやく旅が終わり。 実家の最寄り駅で迎えてくれる姉からの「(母を)受け取ったよ」の連絡を待って、安心することが出来た。 母とは何度かふたりで出かけているが、こんなに間が悪く運のない旅は初めてだった。 しかし、怪我や事故がなかったのだし、宿にも観光にも満足したのだからおおむね可とすべし。 猫ズも元気でお留守番してくれたしね。
by yayo_i0329
| 2006-11-13 16:26
| かぁちゃん
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