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そして闘病中
おだるだるなのわのよ
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これも昨日と同じ、最不調のときのもの。
どんどん体重が減っていたので、「ふっくらした初子の姿はこれが最後かも」と悲壮な覚悟で撮った。

今日は体重3.94kgだった。
そして、血液検査結果がほとんど正常値に戻った。
尿素窒素はやや高いが、「今日明日」という段階は脱したと言っていい。
初子の頑張りは、とうとう死神を退けた。



最初に血液検査をした日、クレアチニンと尿素窒素が高い数値を示した結果が出たとたんに
I先生は深刻な表情になり、レントゲン検査をさせてください、とおっしゃった。
必要な検査を惜しむ気はないので、即断。
よけいだった避妊手術準備のとき以来、4年ぶりのレントゲンだ。

結果は思いもしないものだった。
初子の腎臓は、左右でひどく大きさに差があったのだ。
右の腎臓が2cmくらいなのに比して、左の腎臓は4cm近くあるという。
そして先生曰く、左の腎臓が大きすぎるのではなく、右の腎臓が小さすぎるのだ、と。
さらに、エコー検査もしていただき、その結果、左の腎臓の組織の一部が明らかに
変色していることがわかった。

先生の見立てでは、先天的に右の腎臓が小さかった、つまり初子は元から腎臓に
大きなリスクを抱えていたのではないかとのことだった。
そのために左の腎臓に負担がかかり、今回の病に至ったのだと。
左の腎臓の色の変わった部分は、すでに機能を失いかけている徴かもしれないのだ。

呆然としてしまった。
そんな残酷なことってあるのか?

しかし母たるものここで泣き崩れるわけには行かない。
これから初子に何をしてやれるのか、まずはごはんが食べられるように体調を回復させ、
さらにこれ以上病気を進行させるのを出来るだけ遅らせなくてはならない。

先生と相談の結果、毎日通院し、輸液と吐き気どめの注射を打っていただくことにした。
先生は、
「入院も考えたほうがいいかもしれないような病状なのですが、猫ちゃんには環境が変わることで
余計な負担をかけることになりかねないので、私は通院を勧めます」とおっしゃる。
ただし、
「吐くのがおさまらないとか、ぐったりする様子が続くようなら入院もやむを得ませんので
そのおつもりで」とも付け加える。

入院だなんてトンでもない。
恐がりの初子には拷問に等しい。
私は「毎日通います」と約束した。本当は通院だって初子には負担だが、
このまま放っておけば死神はこれ幸いと初子を連れて行ってしまうだろう。
そんなことは簡単にさせない。

『初子が人間なら、逆に私が猫なら片方の腎臓をあげられるのに』

この、埒もない考えが何度も何度も頭をぐるぐる回った。
結果として2週間に及んだ毎日毎日の通院と、食欲のない初子を励まし、なだめる辛い食事時間、
通院のたびに20g、30gと減っていく体重。

今回のことで今まで「初子食べすぎ!!」と怒っていたことが、なんとありがたいことだったのかと
思い知らされた。
食べられるって、幸せなことなのだ。
ごはんを食べず、横になってばかりのわが仔の姿を見るつらさときたら。
おもちゃでも遊べず、大好きな高い棚の上に上がる元気もないのだ。

通院開始1週間目の血液検査結果は、祈りむなしくほとんど数値に変化がなかった。

通院のたび「吐きますか?」と訊かれたが、初子は最初の大嘔吐以降、一度も嘔吐はしなかった。
それを先生に伝えると、
「あぁぁ、この子は強い子ですね」
と感嘆されていた。
しかし同時に、
「あぁぁ、顔が迷惑そうですね・・・ごめんね~」と苦笑されても居た。

そりゃ、そうだ。
初子にとっては毎日おかあちゃまにとっ捕まって薬くさい病院に連れてこられて注射されるなど、
迷惑でないわけがない。
獣医さんというのは因果な お商売だな・・・と思う。

そんなわけで先生のことは信用していたから通院は続けていたが、
こういう事態に直面すると藁にもすがりたくなるのが人間だ。
『グーグーだって猫である』を読んでしまって青くなったり(大島さんの飼い猫だったサバちゃんは
腎不全が悪化してあっという間に死んでしまうので)、ブログで腎臓病猫さんの闘病記を読んだり、
参考になることがないかインターネットでいろいろ調べた。

「H4O」なる水を買ってみたり(あんまり飲まなかった)
セルフアイデンティティ・ホ・オポノポノを試みたり
 (ホ・オポノポノについては『ごまぐりもなか』さんで知って、関連書籍を2冊読んだ。他人から教えられるより自分から知るほうがいいと思います。)

そのうちの何が幸いしたのか、それとも初子の頑張りのおかげなのか、徐々に食欲は回復。
通院を開始して2週間後の検査でようやく数値が下がり始めた。

俺らもな、気が気やなかったデ。
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そやね、本当にこの1ヶ月はキツかったよね。キミら、よう辛抱してくれた。
by yayo_i0329 | 2009-10-18 19:51 | 初子
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悠太と隼人と初子と日々のつれづれ

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